2025.06.13

【イベントレポート】地元で生まれたCO2が、未来を変える!?「サステナブル・ブランド国際会議 2025 東京・丸の内」に出展しました!

【イベントレポート】地元で生まれたCO2が、未来を変える!?「サステナブル・ブランド国際会議 2025 東京・丸の内」に出展しました!

みなさん、こんにちは!地元CO2ブランディング担当のかねまきです。

先日、東京で開催された「サステナブル・ブランド国際会議 2025 東京・丸の内」に 参加し、持続可能な社会の実現に向けた私たちの取り組みを紹介してきました!

サステナブル・ブランド国際会議 2025 東京・丸の内(SB’25)とは?

この会議は、サステナビリティに関与するリーダーが集うコミュニティとして成長し、日本では8年間の活動を経て、米国と同規模の約5,000人が参加するコミュニティ・カンファレンスとなっています。

SB’25では、次世代素材や新製品・新技術の開発、DX・AIを活用したステークホルダーエンゲージメントなど、多岐にわたるトピックが取り上げられ、人々の行動変容を促す効果的なコミュニケーション手法や、社会課題をビジネスチャンスに転換する方法が探求されます。参加者が「Learning(学び)」、「Networking(交流)」、「Activity(アクティビティ)」を通じてサステナビリティを体験できるようなプログラムが用意されていました。

CO2を「資源」として捉える革新的な発想。「地元CO2」とは

「CO2=地球温暖化の主原因」という認識は広く浸透していますが、私たちはCO2を単なる「ワルモノ」として排除するのではなく、未来を創造する「資源」として捉えるという、革新的な発想に基づいた取り組みを進めています。

「地元CO2」プロジェクトでは、工場から排出されるCO2を回収し、地域資源として有効活用することを目指しています。

具体的なCO2の活用例としては、

☑CO2を活用した植物育成:

回収したCO2をハウス栽培や植物工場、陸上養殖などに供給することで、効率的な植物育成につなげます。

☑CO2によるタイルの作成:

 通常のタイルは焼いて固めていますが、私たちが紹介したタイルはCO2を活用してタイルを固めています。焼くときに発生していたCO2も削減できますし、タイルを固めるときにCO2を吸収するのでさらにCO2の削減が可能です。

これらの取り組みは、CO2排出量の削減だけでなく、地域経済の活性化、新たな産業の創出にもつながる可能性を秘めています。

CO2吸収するタイルの紹介

前回のイベントに引き続き、今回の展示会でもCO2を吸収するタイルを展示し、多くの方にご関心をいただきました。

ただCO2を吸収するだけでなく、みかんの皮や茶葉といった廃棄物を混ぜ込んだタイルも検討中です。

これは単なるCO2削減にとどまらず、廃棄物問題の解決にもつながるため、循環型社会の実現に向けた重要な取り組みです。

本来であれば廃棄されるはずだったものが、新たな価値を持つ製品として生まれ変わる。

資源の有効活用という観点からも、非常に意義深い取り組みだと考えています。

【SB’25登壇レポート】共創の“その先”へ – 弊社 川瀬が語る、インパクトを生み出す連携のリアル

SB’25で行われたセッションのひとつである「共創の“その先”へ:多様なプレイヤーの連携をインパクトにつなげるには?」に、弊社川瀬広樹が登壇いたしました!

社会に変革をもたらす「インパクト」を創出し、それを着実に実現していくための「共創プロジェクト」とは一体何なのか? 本セッションでは、異なる分野でリーダーシップを発揮する方々が集結し、熱い議論が繰り広げられました。

セッションでは、共創プロジェクトを深掘りするにあたり、以下の重要な問いが提起されました。

  • 成功と失敗を分ける要因は何か?
  • インパクトを持続的に拡大していくには、継続していくために必要な仕組みとは?
  • 共創プロジェクトを成功させるために大事な役割は?

川瀬からはこれらの問いに対し、実際のプロジェクト経験に基づいた生の声をお届けしました。

特に、成功と失敗を分ける要因については、「実証では想定外のことが起きがちなので、信頼関係を築くうえで『ごめんなさい』を言えることは重要」と強調。蒲郡市で行っている竹本油脂様との実証実験を例に挙げ、予期せぬトラブルが多発した際に、都度現場に駆けつけ謝罪を重ねた経験を語りました。

「そういうひとつひとつの積み重ねが信頼関係に繋がり、その後の円滑なコミュニケーションに繋がっていった」という言葉は、共創における人間関係の重要性を改めて示唆するものでした。

また、プロジェクトを持続的に発展させていくための仕組みについては、「小さくてもいいから必ず儲けていくこと。変化の大きい世の中なので、短期的に収益をあげていかないと次に繋がらない。そのためにも、共創している人たち全員にとって経済圏を最大化するためにどうすべきかを考えることも重要」と述べました。共創に関わる全てのプレイヤーにとってメリットがあるビジネスモデルを構築することの重要性を訴えかけました。

サステナブルな未来を共に創るために:皆様との共創を目指して

今回の「サステナブル・ブランド国際会議2025」への参加を通じて、私たちは改めて、持続可能な社会の実現のためには、社会全体の意識改革と行動変容が不可欠であることを実感しました。

本展示会やセッションでの学びを活かし、今後も多様なパートナーとの共創を通じて、社会に貢献できるようなCO2の資源循環社会の実現に向けて積極的に取り組んでまいります。