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例えば、工場でどうしても生まれてしまうCO₂。
「減らさなければ」とわかっていても、
いきなりゼロにはならないものです。 -
私たちは、柔軟な解決策を提案します。
それは、地元で排出されたCO₂を、
地元で再活用すること。 -
CO₂を適切に回収して農家に届ければ、
野菜や果物を育てるのに役立てることもできます。
あなたが今日食べたみかんは、
地元のCO₂で育てられたものかもしれません。 -
当たり前のように、
地元内でCO₂を「ゆうずう」し合う。
そんな社会を目指していきませんか。
地域のつながりでカーボンニュートラルを目指す。
主役は、地元の皆さんです。
Movie
地元CO₂が目指す世界


















排出されるCO₂を資源として捉えて、必要とされる場所に届けて再活用します。
地元のあちこちで「CO₂のゆうずう」が活発に起こり、人々のつながりも強くなるように。
環境負荷を減らすことはもちろんですが、それよりもまず人々の暮らしを豊かにすることを
考え、楽しみながらこの活動を広げていきたいと考えています。
CO₂を回収する技術

私たちは、工場などに設置したボイラの
排気ガスからCO₂を⾼濃度で回収する
「CO₂回収装置」を開発しました。
回収したCO₂は、地域の様々な場面で
再活用されます。
Note
最新情報はこちらから
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【販売告知】年に一度のお楽しみ!地元CO2で育った甘い温室みかん、今年も販売します!
皆さま、こんにちは!地元CO2のNote記事をいつもご覧いただきありがとうございます。地元CO2ブランディング担当のかねまきです。 昨年に引き続き、今年もいよいよ地元CO2で育てたみかんの販売時期がやってまいりました! このみかんは、私たちの『地元CO2』プロジェクトを象徴する特別な一品です。 蒲郡市の竹本油脂株式会社様にご協力いただき、ごま油の製造過程で発生するCO2を回収し、みかんの育成に活用しています。環境への配慮はもちろん、CO2をたっぷり浴びて光合成が活発になることで、今年も甘みがぎゅっと詰まった美味しいみかんに仕上がりました。 暑い日差しを浴びながら一つひとつ、心を込めて収穫し、パック詰めを行っています。 今年は、イベント販売と店舗販売の二本立てです! 食べられるのは今だけ!グリーンセンター蒲郡さんで、6日間限定の販売です。 販売期間 8月7日(木)~8月12日(火) 販売時間 9:00~18:00 販売場所 グリーンセンター蒲郡 住所:愛知県蒲郡市宮成町1-30 販売予定数 100パック(1パック2個入り) 販売価格 350円(税込) ☆特別イベント販売☆ 8月7日(木) 9:00~12:00のみ、グリーンセンター蒲郡の店頭入り口でブースを構えてイベント販売を行います! 私たちプロジェクトのメンバーも店頭に立つ予定です。蒲郡のCO2でみかんを育てることになった背景や、地元CO2の活動について、ぜひ直接お話しさせてください。 年に一度、この場所でしか味わえない特別なみかんです。 皆さまのお越しを、心よりお待ちしております!
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【社員インタビュー】CO2は海の幸を育む”栄養源”?! 開発担当・梁川貴行が描く、地元CO2で創る養殖の新たな可能性。
こんにちは!地元CO2ブランディング担当のかねまきです。 「地元CO2」では、CO2を利用するための様々な挑戦が行われています。今回はその中から、『海藻と貝の複合陸上養殖』に取り組んでいる梁川貴行さんにインタビューしました! このプロジェクトは、CO2を吸収させて育てた海藻を高級貝の餌として活用し、さらにはその貝殻までアップサイクルすることを目指した画期的な構想です。 なぜ自動車部品メーカーとして知られるNiterraが養殖を? 生き物を相手にする難しさとは? そして、私たちがその貝を食べられる日は来るのでしょうか。 素朴な疑問から、プロジェクトの未来まで、たっぷりとお話を伺ってきました。 まずは、富山県入善町で行われているプロジェクトの様子を動画でご覧ください。 いかがでしたでしょうか。それでは早速、このプロジェクトを推進する梁川さんご本人に、詳しいお話を伺っていきましょう。 かねまき:本日はよろしくお願いします!まず、梁川さんが現在どのようなお仕事をされているのか、簡単に自己紹介をお願いします。 梁川:よろしくお願いします。私の役割は主に2つあります。ひとつは、プロジェクトで生まれた新しい技術やアイデアを知的財産として守る管理業務や、CO2排出量を可視化する技術開発など、事業の土台を支える仕事です。そしてもうひとつが、今回の『海藻と貝の複合陸上養殖』のように、CO2を有効活用する具体的なプロジェクトを推進することです。 CO2で海藻を育て、その海藻で貝を育てる かねまき:『海藻と貝の複合陸上養殖』・・・聞くだけでワクワクしますね。早速ですが、そのプロジェクトについて詳しく教えてください。 梁川:はい。これはCO2の新たな使い道を開拓する取り組みです。まず、海藻を育てる際にCO2を供給することで、光合成を活発にします。そうすると海藻の成長が速まり、収穫量を増やすことができる。この過程でCO2は海藻自身に取り込まれ、「固定」されるわけです。 かねまき:「固定」と聞くと少し難しく聞こえるのですが…ビニールハウスで野菜や果物を育てる時に使うことと同じ理屈ですか?地元CO2でも温室みかんを育てていますよね。 梁川:その通りです。植物の光合成をCO2で後押しする、という基本原理は全く同じです。ただ、このプロジェクトを事業として考えたとき、そこからもう一段階、ステップが必要になります。 かねまき:次のステップ、というと? 梁川:はい。海藻単体での市場規模は、正直なところそこまで大きくありません。そこで、育てた海藻をアワビのような高級な貝の餌にすることで、より価値の高いものを生み出し、事業として成立させようというのが、この「複合養殖」の狙いなんです。 かねまき:動画では『アオサ』と『トコブシ』が紹介されていました。これらを選んだのには、何か理由があるのでしょうか? 梁川:はい。新しい挑戦ですので、まずは「手堅い」組み合わせから検証を始めました。アオサはCO2で効率よく成長することが研究で報告されていましたし、アオサを餌にしたトコブシの陸上養殖は、東京都の施設で実績があったんです。 かねまき:なるほど、まずは成功事例を参考にされたのですね。 梁川:ええ。現在は、より事業性を見据えて、高値で取引される「スジアオノリ」や、皆さんもよくご存じの「アワビ」へと対象を広げて検証を進めているところです。 プロジェクトの舞台裏:なぜ、その場所で? かねまき:そのプロジェクトの舞台として富山県入善町を選ばれたのは、なぜですか? 梁川:このプロジェクトは、海藻養殖の知見が豊富なフルハシEPO様との共同実証です。そのフルハシEPO様が、以前から入善町で「海洋深層水」を使った研究をされていたこと。そして、地元の入善漁協様も、同じ海洋深層水で長年アワビ養殖を手がけてこられたこと。私たちの構想を実現するための技術とノウハウ、そして素晴らしい水が、すべてこの場所に揃っていたんです。 なぜNiterraが「養殖」を? かねまき:それにしても、Niterraといえば自動車部品メーカーのイメージが強いので、正直、「なぜ養殖?」と意外に感じました。 梁川:よく言われます(笑)。でも実は、グループ会社の「Niterra AQUA」では、自動車部品開発で培った技術を応用して、『うるみえび』というブランドエビの陸上養殖を手がけているんです。 かねまき:たしかに!うるみえびは社内でも時々耳にします。 梁川:ですから、社内に「養殖のプロ」がいたのは心強かったですね。ただ、彼らとはプロジェクトの出発点が異なります。私たちはあくまで「CO2の有効活用」という目的から始まっているので。将来的には、何か技術的に交わる部分も出てくるかもしれません。 かねまき:パートナーのフルハシEPO様とは、どのような経緯で連携することになったのですか? 梁川:まさに「ご縁」でした。当時、フルハシEPO様は陸上養殖の知見を新しい事業に、私たちはCO2回収技術を地域で活かす方法を探していました。そんな両社を、中部経済産業局様が「面白い組み合わせになるのでは」と紹介してくださったのがきっかけです。私たちの「地域で資源を循環させる」という構想に、強く共感いただけたのが決め手になりました。 プロジェクトのリアル:生き物相手の難しさと面白さ かねまき:動画では、冬場に海藻が育たなくて大変だった、というお話もありました。 梁川:あれは本当に予期せぬ事態でした。入善の海洋深層水は、年間を通じて水温が12℃〜15℃に保たれている、はずだったんです。ところが、屋外の水槽へ水を引くパイプが冬の外気で冷やされ、想定以上に水温が下がってしまって。 かねまき:それは生き物の生育に大きな影響を与えそうですね。 梁川:はい。それに加え、富山の冬は日照時間も短い。水温低下と日照不足のダブルパンチで、アオサが全く育たなくなってしまったんです。「これはまずい」と、急いで水槽を室内に移し、照明で光を補うことで、なんとか冬を越しました。工業製品と違い、マニュアル通りにはいかないことを痛感しましたね。 かねまき:まさに生き物相手ならではですね。逆に、日々の成長で感じる喜びはありますか? 梁川:毎日が発見の連続です。海藻は、その日の天気や水温でCO2の吸収量が変わるので、その調整が大変です。今は新しいパートナー企業と、その供給を自動化する仕組みを開発中です。貝も面白いですよ。日によって食欲にムラがあったり、成長に個性が出たりするのを見ると、「ああ、生き物を扱っているんだな」と実感します。日に日に動きが力強くなっていく姿には、大きな喜びを感じますね。 未来への期待:この貝、食べられますか? かねまき:では、読者の皆さんが一番気になるであろう質問をします。このプロジェクトで育った貝を、私たちは食べられる日は来るのでしょうか?梁川さんは既に試食されましたか? 梁川:はい、食べました。ただ、お恥ずかしい話、このプロジェクトを始めるまでトコブシを食べたことがなかったんです。稚貝の仕入れ先にご挨拶に行った際にそう話したら、「食べたこともないのに作ろうとしているのか!」と苦笑いされまして(笑)。 かねまき:それは驚かれますね(笑)。お味はいかがでしたか? 梁川:その場で「これが一番美味しい食べ方だよ」と、水槽から出したばかりのトコブシをレンジで1分温め、醤油を数滴垂らしただけのものを頂いたんです。それが、アワビに匹敵するほどの美味しさで…。衝撃的でした。 かねまき:それは最高の体験ですね。 梁川:ええ。ちなみに海藻も、アオサは独特の苦みが良いアクセントになりますし、スジアオノリは香りが素晴らしいです。今はイベントでの試食などを検討中ですが、まだ試験段階ですので、安定的に食卓にお届けするには、もう少し時間がかかりそうです。 かねまき:動画の最後で紹介されていた『貝殻のアップサイクル』も大変興味深かったです。このアイデアはどこから生まれたのですか? 梁川:私たちが目指す「地域での資源循環」を突き詰めた結果です。「CO2を再利用しても、すぐに捨てられるものに使っては意味がない」というご意見もいただきます。それなら、廃棄されるはずの貝殻を、食器のような長く使えるものに生まれ変わらせれば、炭素を固定できる期間も長くできるのではないか、と考えたんです。アワビやトコブシの貝殻の内側は、真珠層が美しく光るので、この特徴を活かして付加価値の高い製品を生み出したいですね。 まとめ かねまき:この実証実験が成功した先には、どのような事業展開をイメージされていますか? 梁川:まずは小規模でも、生産から販売まで一貫して行えるサプライチェーンを構築することが目標です。それができたら、生産規模をスケールアップさせて量産段階へ移行したい。その過程で、様々な企業様とコラボレーションし、「地元CO2」の輪を広げていきたいですね。 かねまき:最後に、このプロジェクトを通して梁川さんが実現したい『未来の姿』をお聞かせください。 梁川:少し大きな話になりますが、現代の便利な生活は、少なからず地球環境への負荷の上に成り立っています。私たちはその豊かさを手放すのではなく、地球への負荷を減らしながら、豊かであり続ける道を探りたい。今回のプロジェクトは、CO2の有効活用と私たちの“食”を両立させる、そのための挑戦の一つです。私が描きたいのは、経済的な豊かさと地球環境が共存できる、循環型の社会。次の世代が安心して暮らせる社会の礎を、少しでもこの手で築くことができればと思っています。 かねまき:素晴らしいビジョンですね。それでは、読者の皆様へメッセージをお願いします。 梁川:「地元CO2」の取り組みにご興味をお持ちいただき、ありがとうございます。この挑戦は、CO2を“厄介者”から、地域を元気にする“資源”へと変える試みです。しかし、これは私たち一社だけでは決して成し遂げられません。地域の皆様、企業の皆様、多くの仲間がいてこそ、形になります。今後も活動を発信していきますので、もしご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお声がけください。一緒に、地球と共存できる豊かな未来を創造していきましょう。 プロフィール 梁川 貴行 日本特殊陶業株式会社 エネルギー事業本部 カーボンリサイクル開発部 カーボンデザイン課 主任 2008年日本特殊陶業株式会社に入社。知的財産部に配属され、自動車関連製品の出願/権利化に従事。地域CCU構想が立ち上がった2021年からPJメンバーとして参画。
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【社員インタビュー】CO2は地域を繋ぐキー?!開発リーダー川瀬広樹が描く、地元CO2で創る未来
こんにちは!地元CO2ブランディング担当のかねまきです。 今回は「地域CCU」プロジェクトでCO2回収液化システムの開発リーダーである川瀬広樹さんにインタビューしました!私たちの暮らしとCO2削減の意外な関係や、地域CCUがもたらす未来について、じっくりお話を伺ってきました。 地域CCUって一体なに?地元CO2とは? かねまき: 川瀬さん、本日はよろしくお願いいたします!早速ですが、地域CCUとは一体どのような取り組みなのでしょうか? 川瀬: こちらこそ、よろしくお願いいたします!そうですね、地球温暖化の原因とされるCO2の削減は、私たち人類共通の大きな課題です。しかし、意外と知られていないのですが、CO2は資源としての側面も持っているんです。地域CCUは、地域から排出されるCO2を集めて、精製し、地域の資源として利活用する取り組みです。CO2を回収して活用することをCCU(Carbon Capture and Utilization)と呼びますが、これを地域で行うので「地域CCU®」と呼んでいます。 かねまき: なるほど!CO2を資源として捉える、というのは面白い発想ですね。ところで、地域CCUと「地元CO2」という言葉には、どのような関係があるのでしょうか? 川瀬: 良い質問ですね。「CO2削減」というと、どうしても企業や政府といった大きな単位での問題として捉えられがちで、一般の生活者の方々には少し遠い話に感じられてしまうのが現状だと思います。しかし、一般に多くの企業の活動は、最終的に生活者の皆様にお金を出していただくことで成り立っています。だからこそ、ただ環境に優しいだけでなく、生活者の方々が進んで選んでくれるような商品やサービスになれるよう、私たちの想いを込めて共感していただく必要があると考えています。 そこで生まれたのが「地元CO2」という言葉です。地域の中でCO2を循環させる地域CCUという仕組みの中で、「地元CO2」は生活者と企業を結びつけ、共に地元を持続可能な社会に変えていくための、いわばアイコンのようなものだと考えてください。 CO2を資源として活用するってどういうこと? かねまき: CO2を資源として活用する、というのは具体的にどのようなことなのでしょうか? 川瀬: CO2は、身近なところでは炭酸水やドライアイスの原料になります。他にも、溶接のシールドガスやエアコンの冷媒など、様々な用途で使われています。一番イメージしやすいのは、植物の光合成に利用されることかもしれませんね。まだ研究レベルですが、将来には水素と組み合わせることで燃料(e-fuel)を作ったり、化学製品を合成したりすることも期待されています。 かねまき: 地域でCO2を活用することの重要性について、改めて教えていただけますでしょうか? 川瀬: CO2を回収して、精製して、運んで、最終的に使ってもらい、その結果できた商品を買ってもらう。ここまできて、ようやくこの取り組みに意味が出てきます。これは一社だけで頑張ってどうにかなるものではなく、多くの企業や生活者の方に共感していただき、連携を広げていくことが不可欠です。その共感を得て行動してもらうためには、自分たちが何に貢献しているのかを身近に感じ、実感してもらうことが重要だと考えています。だからこそ、地域という単位でCO2を循環させることにこだわっているんです。 プロジェクトにかける想い かねまき: 川瀬さんが地域CCUを立ち上げたきっかけは何だったのでしょうか? 川瀬: 私たち製造業は、どうしてもCO2を大量に排出してしまいます。日々、試行錯誤しながら削減を目指していますが、これまでの延長線上にはカーボンニュートラルの明確な答えは見当たりません。残念ながら、日本は再生可能エネルギーや水素を十分に手に入れられる環境にはなく、新しい選択肢が必要だと感じていました。 そんな時に出会ったのが、廃棄物を資源として捉えるサーキュラーエコノミーという考え方です。サーキュラーエコノミーは環境面が強調されがちですが、社会的なつながりや経済的な成長もバランス良く実現できる可能性を秘めています。どこか環境問題をクリアするためには我慢や制約が必要だと考えていた私にとって、この考え方からの解放は非常に夢のある話だと感じ、地域CCUというコンセプトを作り上げました。 かねまき: このお仕事のやりがいや、逆に難しいと感じる点はどんなところでしょうか? 川瀬: これまでの「誰かから何かを買って、何かを作って、誰かに届ける」といった従来の考え方や仕組みでは、全く対応できないところに面白さと難しさの両方を感じています。 面白さという点では、今まで考えられなかったような組み合わせでのコラボレーションが生まれることです。例えば、愛知県の蒲郡市にはハウスみかんとごま油という全く異なる産業の有名な企業がありますが、これまでほとんど連携はありませんでした。しかし、CO2がこれらの産業を繋ぐきっかけになっているんです。 一方、難しさとしては、慣習や時間軸の違う業界同士が連携するため、様々な問題が発生することです。そういった課題を一つ一つ丁寧に紐解いていくのは、なかなか骨が折れる作業です。ただ、実は結構楽観的に捉えている部分もあって。どの企業の方、農家の方、団体の方、役所の方も、地域のためという共通の目的があれば、必ずそれに向かって一緒に答えを出そうとしてくれると感じています。だから、きっと何とかなるんじゃないかと信じているんです。 かねまき: 最後に、今後の展望と読者の皆様へのメッセージをお願いします! 川瀬: この地域CCUの活動は、あらゆる立場の方々とコラボレーションできる、非常に裾野の広い取り組みだと感じています。皆さんが生活されている地元の伝統や特徴を活かしながら、もっと楽しく、豊かで持続可能な街を一緒に作っていきたいと思っています。ぜひ、私たちの取り組みに注目していただけると嬉しいです。 まとめ 今回のインタビューでは、地域CCUの持つ大きな可能性と、その実現に向けて情熱を注ぐ川瀬広樹さんの熱い想いをお届けしました。 CO2を単なる排出物として捉えるのではなく、「資源」として地域で活用していくという発想は、私たちの未来を大きく変える可能性を秘めています。 日本特殊陶業株式会社は、これからも地域社会との連携を深めながら、持続可能な社会の実現に向けて様々な挑戦を続けてまいります。今後の展開にもぜひご期待ください! プロフィール 川瀬 広樹 日本特殊陶業株式会社 エネルギー事業本部 カーボンリサイクル開発部 CCU技術課 課長 2009年日本特殊陶業入社。総合研究所に配属され、水素製造装置の開発に従事。2021年より地域でCO2を活用する地域CCU構想の立ち上げメンバーとして参画。
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Project
地元CO₂で、
例えばこんなこと

地元の新しい特産品に。
海藻類の育成にCO₂を活用することで、これまでよりも収穫量を多くできる可能性があります。さらに、育てた海藻を貝類の餌にすることで、アワビやトコブシなどの⾼級食材が効率よく育ち、地元の新しい特産にすることができるかもしれません。CO₂をきっかけにして、地産地消を促すことにもつながります。

ジーンズに⽣まれ変わる。
CO₂を活用して育てたハウスみかん、その食べ終わったあとの皮を回収してジーンズなどの素材に活用できるかもしれません。そのジーンズが完全に廃棄されるまで大気中にCO₂は放出されず固定化することができます。未利用資源の活用も視野に⼊れて、循環のサイクルを回していきます。
こんなところにも、
地元CO₂
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貝殻や卵の殻などの未利用資源をCO₂で硬化させ、ブロックなどの建材に
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廃棄される貝殻などの石灰を活用し、紙などの素材にアップサイクル
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CO₂と水素を結合させ、次世代のエネルギーになる合成燃料を製造
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CO₂の利用が拡がれば、
自宅での水耕栽培もあたりまえに -
地元で採れた果物をフレーバーにして、CO₂を活用した地ビールを製造
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ドライアイスを製造し、作物の鮮度維持や農作業の快適化に貢献
Contact
「地元CO₂」プロジェクトは、自治体や企業のパートナーの皆さまだけでなく、
一般の方々とも一緒に進めていきたいと考えています。
取り組みへのご質問、ご意見などお気軽にお寄せくださいませ。
ご意見・お問い合わせは下記から
日本特殊陶業 地元CO₂広報担当(印牧宛)
お問い合わせメールアドレス :
ayaka.kanemaki@niterragroup.com

「地元CO₂」は、CO₂の回収、再資源化を実現し、
地域での再活用を推進する「地域CCU プロジェクト」に
よって支えられています。